私は、産業廃棄物中間処理業者に勤務していていた者です。その経験からお話いたします。
お住まいの家屋に多くの粗大ごみがあり、場合によっては天井までごみの山と言うこともあると思います。その粗大ごみを、処分したいのだけれど
費用はどれくらい必要か?悩まれている方も多いと思います。粗大ごみの処理価格については、品目毎に価格が決まっていると思われている方もおられるかと思います。確かに処理業者によっては、ホームページ上で品目毎に概算処理価格を載せている会社もありますが、あくまで目安であって実際に見積を取ると、予想していた処分価格より、遥かに高くなってしまうことが結構あります。その理由は、一般的な処理業者の場合※見かけの容積で価格を決定することが多いことと
容積が大きいため、トラックの運搬費用がかさんでしまうことにあります。一度に積みきれなければ何度か往復して、粗大ごみを収集することになります。
粗大ごみを含め、ごみの処理単価の多くを占めるのは、運搬費が大きく占めています。一般的に、ごみの量=見かけの容積で計算されるため、家具などは見かけの容積が大きいため、収集トラックに積み込める量が少なくなってしまいます、その結果何回かに分けて処理業社の工場まで運搬する必要があり、運搬コストがかかるわけです。(容積のことを ?(リューベ)と言います)
簡単な例としてお話しますが、例えば縦1m横1m高さ1mの立方体で、中に何も入っていない段ボールの箱をイメージしてください、見かけは1mの立方体ですが、中が空の訳ですから、潰してしまえばぺちゃんこになり、見かけの容積も、数十分の1程度になります。
この例からも、処理を委託する場合、出来るだけ容積を小さくして、運搬回数を減らすことにより、驚く程安価にできる可能性がありますので
是非お試しください。